2017.01.21 Saturday 07:52

木造住宅の生活防音「特設ページ」作成中

住宅の防音相談で切実なのが「戸外騒音からの生活防音」「自営業としてのピアノ教室防音対策」です。

 

相談の多くが予算的な問題や室内の狭さ・建具類の制約で「天井も壁も薄い防音構造」でないと成立しないという課題です。

もちろん、見栄えを気にしなければ日曜大工レベルでもやれる防音施工は結構あります。

 

しかし、生活の拠点であるリビングのインテリアを重視するのは当然であり、気分よく音楽を楽しみたいという室内の仕上げは軽視できません。

 

そこで、特設ページを立ち上げて、可能な薄い防音構造と普通の内装仕上げについて、分かりやすくPRしたいと考えました。

出来上がり次第、当ブログなどでお知らせする予定です。

 

以下、キーワードです。

・厚さ約20ミリの壁施工で音を5割から6割カット(体感):概ね15dB低減(窓面に換算すると内窓を付けたのと同等の効果)

・厚さ約33ミリの壁施工で音を6割以上から7割カット(体感):概ね20〜23dB低減

・PB、合板など一般建材の活用、クロス仕上げ

・2種類の遮音材によって、PBの苦手な周波数帯をカバーし遮音の相乗効果を出す

・限られた空間を最大限に活かす薄い防音構造

 

以上が、企画書の概要です。これは担当現場の実例を検証した内容です。構想ではなく実績ベースです。

楽器防音室と居室の生活防音では多少ボードの表層材や遮音材の構成が異なります。

でも施工の厚さは同じに出来ます。

ご予算に応じて補正できます。

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2016.01.30 Saturday 07:43

防音材の市場価格と費用対効果

木造など防音室の課題は、技術的な問題より価格による予算圧迫です。防音職人では理想とする音響・防音仕様を確立していますが、制約は構造的なものより、防音材などの資材費用です。

防音材の原材料の大半は輸入に依存していますが、近年はリサイクル素材を充填するなど製品コストを抑える工夫もされています。
しかし、今までの仕入れ価格の高騰を見ると、いったん値上がりした市場価格は二度と下がりません。
流通など業界の構造的な問題があるからです。

防音職人が現在取引している3社のメーカーは、ほとんど唯一と言っても良いほど消費税分以外の値上げをしないで価格を抑えています。樹脂やアスファルト、ペットボトルなどのリサイクル素材によって価格を抑えてきたのです。
それが通販サイトに比べて廉価であることの主な理由です。
一方で、後発の類似製品が出回るようになりましたが、それらの価格は驚くほど高く、費用対効果としては低くなります。薬業界では後発の製品はむしろ価格が低くなるのですが、防音材業界は異質です。

防音材を生産している主なメーカーの拠点は、愛知、静岡、埼玉です。それは車・機械産業の大手メーカーが存在する拠点と一致します。大手メーカーの景気(経済的要因)によって下請け工場における生産コストが変動します。これが値上げの大きな要因です。

今年の後半から来年の3月までに、再度値上げの波が押し寄せてくる見込みです。(見込みがはずれることを祈ります)
果たして、私の取引メーカーが値上げを最小限に抑えることができるかが、今後の設計施工費用に影響を与えます。木材などの一般建材製品も並行して値上げになるからです。

比較的規模の大きな防音室やライブスタジオなどを計画されている方は、年内に完成するように調整したほうが良いと思います。
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2015.11.03 Tuesday 15:07

木造建築の音響・防音対策の研究中

私の音響・防音対策は現場ごとに検討しており、すべてオリジナルです。
他の専門業者が行っている設計マニュアルの画一化による代理店設計・施工方式は一切行いません。
*遠方の現場を担当する地元業者へのコンサルティングや施工図提供も、確実に施工可能な内容を提示してサポートしています。

古い伝統的な建築資材、工法から最新の防音材を使用した音響・防音設計および施工にいたるまで、独立開業当時から研究を続けています。
*会社勤め時代の独学を含めると20年以上の勉強・研究を実務をこなしながら続けています。
防音対策の20年「木造防音室」

今月(2015年11月)は、私の木造建築の研修・見学、担当現場の再検証・評価などのため、たまった代休を消化したいと思います。

また、疲労が蓄積していますので、まとまった休みをいただきながら、仕事はペースダウンしたいと思います。
そこで、昨日(11月2日)までにご予約いただいた案件・相談をもって、しばらくの間、防音相談はお休みしたいと思います。
*もしも緊急のご依頼がございましたら、問合せページのメールフォームで、その旨をご連絡ください。日程を調整します。
2015年11月3日
防音職人ウェブマスター
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2015.07.06 Monday 15:43

防音対策の可能性と相談について

防音職人では問い合わせに対して、出来る限り早く可能性の可否をご返信しています。
無料相談をお受けする場合は、基本的に可能性があると判断した場合ですので、お断りする場合は理由を示して返信しております。

また、7月の無料相談を中止しておりましたが、キャンセルが出ましたので、7/25、7/28、7/30、7/31については、今日現在はご予約可能ですので、お気軽に御問い合わせ下さい。

防音対策の課題と業界の現状についても説明できますので、対面での打合せの際にご質問ください。
すでに購入された防音材の活用方法もアドバイスできる場合がありますので、合わせてご相談ください。
*ただし、他社さまの製品のご質問だけを目的とする相談はお受けできません。

なお、新築、リフォームに限らず、音響・防音対策の有料コンサルティングのみの業務もお受けしておりますので、ご相談ください。

【追記:2015.07.08現在】
7月の無料相談は予定が入りましたので終了いたします。ご利用の方は8月の相談をご予約ください。
よろしくお願いいたします。
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2014.05.04 Sunday 13:19

建築雑誌の防音設計記事とネット上の情報

建築雑誌など書籍の防音設計手法とネット上の実例を比べると、納まりなど工法の面で食い違うことが珍しくない。それは執筆者が机上の理論で想像で説明していると思われる面があるからです。これに対して実例はネット上であれ、直接担当した専門家(業者)などが、実際の防音工事の工法を把握したうえで記述しているため、現場の構造と合わせて詳細が異なる場合があるのです。

例えば、解説書は吸音材を一律にグラスウールとして設計仕様を想定しており、情報自体も古いものが多く、明らかに昔の事例をベースにして、古いマニュアルを参考にして雑誌などに投稿することが多いためと考えられます。
また、天井の防振構造を構築する際に、天井ボードと壁の接点にパッキンを挟むと記載しているだけで具体的な製品や工法も提示していません。実際は梁型や壁の防振対策を先に施工してから天井を施工することが多いことを無視しているかのような記載があります。それにボードを隙間なく施工しながら、薄い細長いパッキンをどのように壁際に施工するのか。しかも廻縁が取り付けられない個所は、どのように仕上げるのでしょうか。
*現場の施工手順などを知らない自称専門家が記述しているとしか思えない記事が多いです。

さらに、防振吊り金具を取り付けるだけで、空気層の共振に対処する仕様が欠落していたり、遮音シートを重ねただけの仕様を提示するなど、固体音や空気音の共振・伝播経路や要因を無視するかのようなマニュアルもあります。
*ネット上の新しい情報は、実体験であれば、参考にすべき重要な情報を含んでいることもあります。
*建材メーカーが大学などの研究所に依頼した実験データをPDFなどで公開しているページもあり、古いマニュアルなどにはない貴重な情報があります。

書籍になると、専門的なマニュアルとして独り歩きすることもあり、問題のある解説でも一般の施工業者は鵜呑みにすることがあると思います。もちろん、ネット上の情報にも怪しいものが溢れていますが、双方を総合的に勘案しながら、自分の担当現場と比較して見れば検証できると思います。
*素人にはできませんが、実績のある専門業者ならば有効に活用できるでしょう。
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2014.04.09 Wednesday 09:59

防音室における固体伝播音の遮音対策

木造、マンションに限らず、ピアノやチェロなどの防音室の対策で重要で難しいのが、振動音など固体伝播音の遮音です。一般的に使われるのが防振ゴムですが、これ自体で完全に振動を遮断することは不可能ですので、費用対効果を考えると分厚することもできません。

また、建具や空間的な制約で壁や床を厚くすることできない一般住宅では、壁と床の共振をできる限り回避する構造的な工夫が不可欠です。具体的な納まりと使用する遮音・制振材などの仕様は職人が問題なく施工できる工法でないと実現できません。

費用対効果を考えると、防音計画はまず、どの部分に手厚い対策を施し、内部での音漏れをどこまで許容するか、緩衝空間として利用できる部屋との関係や生活スタイルなどを総合的に検討することで、戸外への音漏れレベルを大幅に小さくして成立させるのが、一般的な木造家屋、住宅でのテーマだと思います。
一律に分厚い防音構造を構築する提案は、一般住宅では現実的ではありません。

薄い防音対策にこだわる「防音職人」では、防音計画・全体の方針での位置づけやメリハリを明確にして、臨機応変に対処します。この点の工法・仕様、防音材の入手が課題です。
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2014.03.26 Wednesday 15:02

防音材と防音効果の評価

市販されている防音素材(遮音材、吸音材、制振材)は、遮音性能(透過損失)、吸音率、床衝撃音遮断性能について、メーカーが試験機関において実験した結果に基づいて、性能が公表されています。

しかし、これらの性能データは、実際に天井や壁に使用した場合の個体伝播音の遮断性能が評価されていないこと、吸音率も現場の区画面積などと、試験方法・試験体のサイズが異なるため吸音効果がかい離するなどの問題点があります。

また、施工方法によっても、防音材の効果は大きな差が生じるだけでなく、ほとんど効果が出ないという現象も発生します。これらの防音の課題は、具体的な試験によって解明したデータや現場での検証(音測定、居住者の体感など)を勘案して評価することが望まれますが、防音設計の手法として整理することは大変な労力と期間がかかるため、誰もウェブページや論文、書籍などにまとめていないようです。

このような状況もあり、我々実務者は、自分の担当現場の検証を中心に積み重ね、既往の資料を考慮して、独自の防音設計及び施工の中に標準化していくしかないのです。この標準化が最も重要な課題としてあります。

私は、まず、木造住宅における防音室を中心に、対策レベルを仕分けして、ご予算やリクエストに応じて、費用対効果を追及しています。現在、特設ページ、個別のテーマとして、運営しているウェブページに備忘録、応用の利く事例を中心に少しずつ整理しようと、本業の合間に検討しています。

防音材や防音構造の評価が、設計・施工の標準化の大半を占めると思います。
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2013.12.11 Wednesday 17:00

防音の費用対効果と解説

 昨日の提携先との情報交換会で、住宅の生活防音と楽器防音室の費用対効果の話が出ました。提携先の建築士が言うには、防音職人の設計・施工の効果から見れば、専門業者の中では相当安いと見えるという感想をもらいました。

 私は、そのことが理解できる相談者は全体の数割しか居なく、あとは予算が確保できたかただけが契約になるという説明をしました。
 大半の方は、金額で判断するのです。先月から見積りと提案を提示した件は、返事もなく、結局いま動いているのは、10月までにご予約いただいた件と、最初から指名していただいた新築現場だけです。

 いくら誠実に、経費を節約しながら防音レベルを落とさない努力をしても、通じない人には通じないというのが現状です。
 これをクリアすべく、努力は続けますが、私だけが自力でコツコツサイト運営や無料相談を行うだけでは限界があります。

 提携先や取引先がギブ・アンド・テイクを基本として、協力し合わない限り、受注の拡充は容易ではありません。
 少なくとも住宅の防音(木造防音室を含む)については、手前味噌ですが、防音構造の薄さと費用対効果という点はベストを尽くしています。

 来年に向けて、さらに何を補強するか、拡充するか検討をしなければなりませんが、正直なところ、もっと分かりやすく解説するという点が、もっとも難しいところです。

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2013.11.26 Tuesday 09:46

防音専門業者としてのネットワーク

最近、業務提携先から、自分が運営しているホームページへの問い合わせが減ってきたと報告がありました。
*設定しているキーワードを見ましたら、競合業者がすでにキーワード検索で上のほうへ来ていました。
*しかも、同じ調査費用でPRしていました。

おそらく、その分、食われているのだと思います。
*業務提携先はPRがへたで、きっと閲覧者に特長が十分に伝わっていないのではないかと思います。

防音対策の課題は、「生活防音」と「楽器の防音室」では、共通しているものもあれば、固有の留意点・仕様があります。これを分かりやすく説明するのは、なかなか大変で、とくにウェブページ上で解説するのは難しいです。
*私は、この点を補うため、国立および西国立駅周辺で、有料コンサルティングと無料相談を行っています。
*その場で、ラフスケッチを描きながら説明すると、大半の人は理解してくれます。

私は、自分の手に負えない調査や防音工事は、提携先を紹介しています。それと、提携先には私がカスタマイズしたブログを出来る限り活用するようにアドバイスしています。
*記事を読んだ人が問合わせてくるからです。

我々のような資金も業態も零細な事業者は、ホームページ運営に十分な費用と時間をかけられないので、ブログを効果的に活用することが重要です。ホームページに表現できない防音の課題も、ブログでは事例を通じて、ご紹介しやすいためです。
*提携先のブログ:http://blog.voice-proof.com/(建築設計、防音対策、調査)

ブログは我々の重要なネットワークの一つです。
*防音職人のウェブページには、提携先だけでなく、知人のホームページ・ブログがリンクされています。
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2013.11.18 Monday 18:09

マンション防音工事を受ける業者が少ない

相談者からマンションの防音工事を受けてくれる業者が少ないと聞きました。

実際、そうだと思います。とくに生活防音の対策・工事ができる専門業者の数そのものが少ないうえに、工事などに制約が多く、採算性が悪いため、手を挙げる業者が少ないのです。

 

 手間がかかるうえに、防音材のコストがかさむという理由がひとつ。それから、防音設計そのものを自社でできない業者が多く、これを外注するためです。

防音職人では、設計から工事まですべて直轄ですが、経費率が高いため、ほかの業者と同様に、採算性が厳しく、工期や準備期間が長いため、最近では、木造住宅や防音室の現場に重点を置いています。

*木造家屋はマンションに比べて制約が少なく、準備期間が短いため、継続してスケジュールを調整でき、件数を多くこなすことができます。

*年間でみると、木造家屋のほうがたくさん仕事ができるという状況です。

 

 また、マンションは土曜・日曜および祝祭日に工事ができないだけでなく、9:00〜17:00頃までしか工事作業ができないという事情があります。

*木造だったら、8:30〜18:00までは可能です。しかも土曜日も工事できます。

 クロスや塗装工事でしたら祝祭日でもできます。

 

これに追い打ちをかけるように防音材が値上がりしていますので、見積り調整も苦しいのです。良心的に検討すればするほど、採算は低くなります。

 

利益を追求する企業は、大半が防音室関係の受注を重視します。それは、どこの業者も生活防音の工事に比べて単価が高いので、見積り自体が成立しやすいのです。いまや、防音職人のような経費節約型の見積りをする専門業者は少数派です。

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