2013.05.19 Sunday 08:47

音の周波数と防音対策

 昨日の防音相談の相談者は、「音波に関する専門職」の仕事をされているそうで、防音職人が音の周波数に着目していることには十分理解できると言われました。

 他の防音専門サイトは、素材の持つ周波数ごとの遮音特性や弱点などに触れていないので、あまりにも防音を簡単に捉えているので、信憑性に欠けると思われたそうです。

 防音材や内装構造は、すべての周波数の音を一律に遮断できるわけではなく、遮断しにくい低周波音などばらつきがあるわけです。
 それを無視して、空気音に対してD-35とかD-45の遮音性能があると言っても実態と乖離するのです。また振動音など固体音については、空気音の遮音データは通用しません。

 メーカーの実験データは目安であり、現場の構造や形態・間取りなどによって防音設計は内容が変化します。万能な対策はありません。
 音漏れのしない防音工事というものは存在しません。

 もし、そのようなことを謳っている業者がいましたら、眉つばものです。少なくとも誇大広告です。

 NHKのスタジオでさえ、測定するとわずかながら音漏れはしていることが、周波数ごとの数値でわかるそうです。

 スタジオ防音は住宅に隣接して計画はせず、離して造るのです。それは完全防音は現実的なコストでは実現できないことを専門家は知っているからです。

 防音の課題は、周波数ごとの遮音性能との闘いでもあります。

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