2016.01.30 Saturday 07:43

防音材の市場価格と費用対効果

木造など防音室の課題は、技術的な問題より価格による予算圧迫です。防音職人では理想とする音響・防音仕様を確立していますが、制約は構造的なものより、防音材などの資材費用です。

防音材の原材料の大半は輸入に依存していますが、近年はリサイクル素材を充填するなど製品コストを抑える工夫もされています。
しかし、今までの仕入れ価格の高騰を見ると、いったん値上がりした市場価格は二度と下がりません。
流通など業界の構造的な問題があるからです。

防音職人が現在取引している3社のメーカーは、ほとんど唯一と言っても良いほど消費税分以外の値上げをしないで価格を抑えています。樹脂やアスファルト、ペットボトルなどのリサイクル素材によって価格を抑えてきたのです。
それが通販サイトに比べて廉価であることの主な理由です。
一方で、後発の類似製品が出回るようになりましたが、それらの価格は驚くほど高く、費用対効果としては低くなります。薬業界では後発の製品はむしろ価格が低くなるのですが、防音材業界は異質です。

防音材を生産している主なメーカーの拠点は、愛知、静岡、埼玉です。それは車・機械産業の大手メーカーが存在する拠点と一致します。大手メーカーの景気(経済的要因)によって下請け工場における生産コストが変動します。これが値上げの大きな要因です。

今年の後半から来年の3月までに、再度値上げの波が押し寄せてくる見込みです。(見込みがはずれることを祈ります)
果たして、私の取引メーカーが値上げを最小限に抑えることができるかが、今後の設計施工費用に影響を与えます。木材などの一般建材製品も並行して値上げになるからです。

比較的規模の大きな防音室やライブスタジオなどを計画されている方は、年内に完成するように調整したほうが良いと思います。
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