2016.06.23 Thursday 12:23

防音職人とリフォーム業者との違い

防音相談において、我々「防音職人チーム」と「リフォーム業者」の違いはなんですかと、ときどき聞かれます。

ここで改めて明確な違いをご説明します。

 

■音響・防音設計および施工の専門性

【防音職人チーム】

・専門の技術者が「音響・防音設計」の仕様を見積りの段階からご提示します。

・2016年5月末時点で、豊富な防音設計・工事の実績があります。

 →主な業務一覧

・防音工事の経験が8年以上ある専門の職人がいます。(主にマンション、木造住宅、店舗テナント)

・セカンドオピニオンとしてのコンサルティングや提携先と連携する騒音調査、遮音性能の測定ができます。

・防音材の試験データや特性に関する知見が豊富です。

 

【リフォーム業者】

・専門の音響・防音設計担当者がいません。

・大半の業者が防音工事の実例を公表していません。実績が不明です。

・使用する材料は、既製の遮音パネル、遮音シート、石膏ボード、グラスウールが大半です。

・振動を絶縁、減衰させる制振材、絶縁材を使用しません。

 

 

■音響・防音設計に関する図面作成

【防音職人チーム】

・見積りの段階から防音計画図(施工範囲、平面概要)を作成します。

・契約後に防音施工図(主な標準断面、施工要領を含む)を作成します。

 

【リフォーム業者】

・平面計画図しか作成しません。(マンションの防音工事でも同じ)

 

 

■防音施工にかかる費用(消費税を除く)

【防音職人チーム】

・音響及び防音設計費用(コンサルティング費用を含む)

・防音材費用

・工事費用(資材費用を含む)

・諸経費(工事費用の10%〜12%)

 

【リフォーム業者】

・工事費用(防音材、建築資材を含む)

・諸経費(工事費用の35%〜40%)

 

 今までの事例ではリフォーム業者のほうが音響・遮音性能が低いのにも関わらず総額は「防音職人チーム」の1.3倍〜1.5倍となることが多いです。(相見積の場合)主な要因は諸経費率と使用する防音材の価格の違いだと思います。

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2016.05.14 Saturday 12:08

通販サイトの防音材の効果がなかった

今年の話です。
木造住宅2件、マンション3件について、通販サイトの遮音材(遮音マット)と防音カーペットを重ねて敷いたものですが、いずれも防音効果を体感できなかったようです。(通販サイトは私とは無関係)
このうち、木造1件は余計に振動騒音がひどくなったと相談がありました。

この5件の共通点はすべて床の対策で、重低音(低周波含む)に対する効果がなかったということですが、これは低い周波数帯の騒音が減衰しないだけでなく、振動音が同調したと考えられます。
*防音カーペットは5件とも同じ製品で厚さは8ミリ。タイルカーペットよりも2ミリ程度厚い製品です。
*遮音マットは一つは厚さ4ミリの硬い樹脂製品。もう一つは再生ゴムチップをリサイクルしてプレス加工した少し柔らかい製品で厚さ10ミリです。
もともと、前者は軽量衝撃音対策仕様ですので、重低音(固体音)に効果がないのは当たり前です。製品の選定ミスだと思います。
後者は厚いリサイクルゴム製品が持っている特性であり、同調する周波数に一致したと思われます。

いずれも通販サイトには、リスク説明がまったくなく、ユーザーには責任はないと思います。

冷蔵庫のコンプレッサー振動音、足音・小走り衝撃音、ピアノ重低音など、これらの周波数帯に効果的な遮音材や制振材が通販サイトには非常に少なく、適切なものを探そうとしても難しいです。
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2016.05.12 Thursday 10:43

ボックス型のピアノ防音室の改善相談

マンションにおけるボックス型のピアノ防音室について、いくつかご相談がきております。
そこで、国立駅南口における「無料相談」においても、この件について対応することにしました。

既製のボックス型の防音室は構造的な問題から、床を介した固体伝播音が比較的よく伝わります。このため、離れた世帯へもピアノの重低音が響くなど騒音問題として発生しているようです。
構造的な弱点と言えますが、すでに設置した防音室を移動させずにDIYで改善できます。
*参考記事→既製の防音室解決事例(マンション)

防音職人ではDIYによって防音材など防音室の内部に敷いたり、吸音ウールを貼り付けることによって、大幅に状況を改善することに成功した実績があります。
*ご自身で簡単に作業できます。

また、響きすぎて音割れする、あるいは耳が疲れて長く演奏できない状況をDIYで改善できます。

どうぞ、お気軽に御問い合わせ下さい。
問合せ・相談ページ
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2016.03.14 Monday 11:42

防音相談の件(2016年3月・4月)

現在、契約案件のほか、遠方の防音室などのご相談を含めて複数の案件が同時並行となっております。
・専属チームが施工可能な東京および周辺地域での防音工事ですが、4月まで予定が入り、6月の中旬から新規の防音室の現場に入る予定です。
・このため、5月〜6月上旬までが専属チーム担当可能な期間です。

私のほうは遠方の現場については、コンサルティング・音響防音設計(施工図などの作成、施工アドバイス)、必要な防音材の現場納品について担当できます。
*対応可能エリア:中国・関西、中部、信州・北陸、関東(九州、北海道、東北、離島は対象外です)、ただし東北については場所によって対応できますので、ご相談ください。

遠方でも、電話・メール、PDFなど添付ファイルで資料を納品できます。
お気軽にご相談ください。
相談ページ

木造防音室などの設計・施工に関する概要は次のページをご覧ください。
音響・防音の技術革新
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2016.03.04 Friday 12:46

音響・防音相談は何のために行うのか

ネット上では、匿名の見積り相談サイトというのが出てきたようですが、これは危険です。
音響・防音設計やコンサルティングの実績がない、実態が見えないような運営会社に個人情報を委ね、現場確認や設計図の確認をしない匿名見積りはリスクがあります。

結局、値段誘導やさくらのような業者の金額比較により契約を交わしても、依頼者の要望に応える音響・防音性能が保証されるとは限りません。実績のない専門業者を紹介されても比較検討のしようがないです。
実際の設計・施工事例や依頼者の声が見えないウェブサイトを信用することができるのでしょうか。

防音職人では実例情報を公開し、国立での防音相談(無料相談を含む)を行っています。防音対策の考え方や防音材の詳しい情報などをご提示したうえで、様々なアドバイスを行っています。
ご提案が気に入っていただけなければ、当然ご予約も契約も不要です。お約束以外の相談費用をご請求することもありませんし、個人情報は消去します。
もちろん、メールなどの宣伝も一切ありません。

防音相談は、私どもの音響・防音設計、施工の考え方や実績を知っていただくための一つの機会です。また、他の専門業者の提案内容のリスクについてもチェックいたします。
セカンドオピニオンとしてご利用いただいても結構です。
どうぞ、お気軽に御問合せください。
ピアノ・ヴァイオリン防音室の相談
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2016.01.26 Tuesday 08:34

防音相談の前にお読みください

現在、防音相談と現場予約が多くなりまして、対応が限界になっています。
また、3月まで予約が入っていますので、専属施工チームは3月までは直接施工できない見込みです。4月の施工でも間に合う方はご相談ください。(遠方の方でも国立駅南口までお出でになれる方は、防音施工図、資材のご相談が可能です)
防音相談問合せページ

時間的に余裕のあるかたは、次のブログをご覧ください。
木造防音室(ピアノ、ヴァイオリンなど)
防音事例(住宅全般)
ピアノ教室の事例

また、DIYによる防音対策をご検討の方は次のページを参考にしてください。
DIY防音
防音材
発注枚数など前提条件もご確認ください。なお、建築業者との直接の取引はできませんので、予めご了承ください。
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2016.01.06 Wednesday 09:40

既製のボックス型防音室を活用するリクエスト

昨年より増えてきたのが、既製のボックス型防音室の改善対策、簡易防音室+DIYによる自作に関する相談です。

ボックス型防音室の弱点は音響と床への固体伝播の音漏れです。反響音が強すぎる割には、階下や隣へ振動音が伝わりクレームが発生することです。
せっかく購入した高価な防音室をどうしたら改善できるかという相談が増えています。

一方、高価なボックス型防音室を購入するほどの予算がないので、廉価な簡易防音室を購入して防音材などをDIYで貼り付けたり、敷いたりして音響・防音効果を高めたいというリクエストです。

防音職人では白い吸音ウールや、床の制振材を活用して、振動音を大幅に減らしながら音響も改善するDIY提案も行っています。
有料コンサルティング(手描きの説明図、防音材の施工方法)+防音材の現場支給によって、相談者のリクエストに応えてきました。
*相談者の共通した評価は、資材費用が思ったよりも安く、施工も簡単で十分効果があったということです。

今年も国立駅南口や西国立駅周辺において、ご相談にお応えしたいと思います。
相談・問合せページ
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2015.12.08 Tuesday 08:01

新築とリフォームで異なる防音室の改善対策

木造住宅に併設する楽器防音室は、新築の計画段階と完成(中古物件含む)段階では、音響・防音対策の工法が異なります。

たとえば、床の対策は新築の段階では床下に施工できますが、リフォームでは既存床の上に対策を行うことが一般的です。
*ただし老朽化が目立つ場合や床の剛性が低い場合は解体してから改造することを検討します。

音響・防音相談をご希望の方は、新築の場合は着工スケジュールを早めにお知らせください。
中古物件の場合は、出来る限り図面のコピーをご用意ください。

また、外壁部分の内部の断熱材の製品・仕様は重要ですので、設計担当者などに詳細をご確認ください。
これによって、外壁の遮音性能を想定します。

新築の計画では、断熱材を見直すことで遮音性能を改善することができる場合がありますので、ご留意ください。
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2015.08.23 Sunday 08:40

音漏れしない木造防音室はない

ときどき、木造の楽器防音室の宣伝で、「音漏れしない防音室」という誇大広告を見ます。
*NHKの防音スタジオでもわずかに音漏れするそうです。ただし、隣室を設けているので戸外にはほとんど音漏れしない構造です。
 実際には戸外の暗騒音よりも音漏れのほうが小さいため、人間の耳には聴こえないというものです。

ですが、上記の誇大広告業者のサイトを見ると、40〜50dB音漏れをカットしますと記載してあり、これはD-40〜D-50しか遮音性能がないことを示すもので、グランドピアノの音は通常500Hzにおいて95〜100dB出ますので、45〜50dB音漏れすることになります。そうです。誇大広告業者は虚偽のキャッチコピーで人を引き寄せるのです。

このような専門業者は実は沢山あり、遮音性能レベルを高めるほど、工事費用は1.5倍、2倍と膨らんでくるシステムです。

防音職人では通常、木造防音室の遮音レベルはD-50です。必要に応じて壁はD-60レベルまで補強できます。
*ただし窓は二重の場合は、フカシ枠を取り付けてD-45〜48レベルですので、過剰に壁などに防音工事を行っても費用対効果は高くなりませんので、防音室の周りに緩衝空間を設けるなど別の手立ても必要な場合があります。
*隣家が数メートル離れていればD−50レベルで夜10時くらいまでは問題ありません。
 隣家の壁の遮音性能をD-30とすると侵入する音は20dB程度です。夜10時頃の暗騒音レベル以下の数値ですので、ほとんど聴こえないと考えられます。

次の事例は、自宅の隣室には音漏れするが戸外にはほとんど気にならないレベルまで音漏れをカットしたものです。
木造の防音室(ピアノ・音楽教室)
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2015.05.06 Wednesday 12:40

新築でもリフォームでも防音室は特殊

休日などに色々なキーワード検索をされているかたも多いと思います。特に高い買い物である防音室の計画に当たり、情報収集や見積り依頼先を探しているかたも居るでしょう。
ただ、やり直しは多大な時間と費用のロスになるので、依頼する業者の得意な分野や建物構造を確認してから提案書や見積書を頼んだほうが、お互い嫌な思いをせずにすみます。
*真剣な提案書は作成するのに少なくとも3日間程度はかかりますので、確認申請のスケジュールなどの勘違いや演奏時間帯の想定の問題はコストを大きく左右します。専門業者の無料相談を超えるような依頼はNGです。

もちろん、無料相談には限界がありますので、本当に希望する専門業者を見つけたのならば、まず有料コンサルティングで提案書を作成してもらったほうがレベルの高い計画案が出てきます。
この段階では事前相談ですから、セカンドオピニオンとして他の専門家にも提案書を依頼して比較検討するという方法も有効です。
値段だけで決めないように、依頼する前提条件(たとえば防音壁などの厚さ)を整理してから複数の業者に打診すれば、無用な作業を省くことができます。

ツーバイフォー住宅と在来工法の住宅では構造が異なるので、床や壁などの補強や改造の方針が違います。無理な施工を行うと建物の耐久性や安全性の低下というリスクが発生しますので、要注意です。
防音室の場合は構造的補強は重要なテーマですので、遮音性能アップと合わせて無駄のない安全な仕様・工法が望まれます。

なお、専門業者に依頼される場合は、相見積は正直に説明してから作業してもらったほうが、その後の信頼関係の面でプラスです。そのほうが多少の費用超過はサービスしてもらえることが多いと思います。
誠実に付き合うことが、依頼者側も専門業者側にとっても重要です。とにかく、ホームページの記載内容を熟読すれば、その業者の考え方はわかると思います。
*不幸にして失敗されたかたは、木造防音室の改善をお読みください。
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